アオリイカのアプローチ方法

先週に引き続きアオリイカが好調なので、またまたE様ご来店!今日もイカ一本勝負です。

土日回復した透明度ですが、月曜日早くも低下してしまいましたが、アオリイカは依然大爆発です。

ダイビング内容は先週と一緒なので何書こうか考えたんですが、今日はアオリイカを観察するためのアプローチについて書いてみようと思います。

川奈ではアオリイカの産卵を観察できるように産卵床を投入しています。本来は川奈の定置網漁でイカを誘き寄せるためカシの木を投入しているのですが、おすそ分けをダイバーも欲しいと言うことで定置網の漁師さんや漁協さんに協力いただいてダイビングエリアでも観察できるようになっています。

アオリイカの産卵は初夏。川奈だと6月中がピークになります。まさに今ですね!大型の親アオリが観察できるのもこの時期だけ。なぜならアオリイカは一年魚と言って寿命が一年しかないんです。つまり今を逃すと次に見れるのは一年後になっちゃうんですね。

そんなアオリイカを見るのにまず大事なのはタイミング。6月中と言っても活性などがありいつでも観察できるわけではありません。まぁタイミングに関しては運だと思って諦めましょう、笑

そして大事なのはアプローチです。アオリイカは普段は警戒心の高い魚でなかなか人の近くに寄ることはありません。大型になると尚更です。そのため僕らダイバーが不用意に近付いてしまえば彼らはすぐに逃げていきます。

まず産卵床が見えるギリギリのところまで近づき一度BCDのエアを抜いて着底してください。1分ほど様子を見ます。そしたら息をなるべく潜めてほふく前進で近づきます。写真を撮影する際などもあるので砂の巻き上げは厳禁です。

ある程度距離を詰めたら最低5分待ってください。一見いないようようでもじっと待ってるぬるりと姿を表します。1杯出てきたらどんどん警戒心がほぐれ次々に姿を表します。ダイビングも終わるころになると人の目の前でお構いなく喧嘩を始めたり求愛するようになります。

アオリイカに警戒されなくなったダイバーとしても一人前かもしれませんね(^.^)

そんなわけで今日はアオリイカのアプローチ方法でしたがこのアプローチはすべての魚や生物に共通します。ビギナーダイバーほど素早くアプローチしてしまい魚に逃げられたり、時には攻撃されて怪我をすることなどがあります。魚に心を開いてもらえるようなナウシカのようなダイバーになりましょうね(#^.^#)

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