駿河湾を挟み富士山と対面している大瀬崎は、黒松と富士山という日本らしい景色が見られる名勝地です。日本で最も深い駿河湾に伸びた岬が特徴で、その岬には神池と呼ばれる淡水の池がある不思議な場所です。伊豆半島の七不思議とも言われています。
伊豆半島の西海岸、最北部に位置する大瀬崎は、言わずと知れたダイビングの聖地。伊豆半島のダイビングはここから始まったと言ってもいいくらいの歴史のあるダイビングスポットです。
現地ダイビングサービスは15件もあり、伊豆半島の他のエリアから比べると圧倒的に多く、まさにダイビングのメッカと言えます。
都内からのアクセスは良好で東名高速沼津インターから1時間、都心からも3時間未満で行くことができます。
駿河湾に突き刺すように突き出た大瀬崎はその内側と外側で全く違った表情を見せます。内側の湾内は波が穏やかで傾斜も緩く、安全度が高いポイントです。
オープンウォーター講習や、体験ダイビングでもストレスフリーな超初心者向けのポイントになっています。水底は砂利浜から次第に沈泥に変わり、湾内ならではのハゼ類や、イカ、タコ類などマニアックな生物も生息しています。
一方、外海は急深なゴロタから成り、30m付近からは砂地に変わりますが、まだまだ傾斜は続き、落ち込んでいきます。水深が深いのでダイブコンピューターを正しく使い、深度と窒素圧の管理ができるダイバーであることが条件となります。さらに岬の先端付近は潮流も入りやすく、サンライズでは中級者以上のダイビングポイントと位置付けています。
ボートダイビングも可能ですが、サンライズではビーチダイビングのみ開催しています。急深な地形を持つビーチなので十分にビーチで大瀬崎の魅力が伝わるはずです。
ビーチポイントに限って言えば西の横綱といえば大瀬崎です。その理由はやはり海の持つ可能性の高さでしょう。
外海では毎年マンボウが姿を見せたり、過去にはザトウクジラが出現した事もあるほどのビーチポイントです。また超深海が近いので深場から迷い込んでくるリュウグウノツカイなどの深海魚が現れることもあり、常に何がいるか分からないというワクワクを感じながら潜れるダイビングポイントです。