ダイバー松茸と出会う。

おはようございます、きのこマニアのダイビングインストラクター惣一です。先週末はお楽しみの年イチevent、

「きのこ観察&本栖湖アルティチュードダイビングツアー」

を開催しました。

得意な分野や楽しいことはついついシェアしたくなっちゃうおせっかい野郎の僕なので、いっその事ツアーにしてしまえっ!と開催しているツアーです。初回開催時はそんなツアー客集まるの?なんて言われて不安でしたが、なんと!サンライズイチ人気のツアーに今では昇華してしまったこのツアーの魅力をとことん語ります。

まずは初日のきのこ観察会の様子からお伝えしてきます。

野生のきのこがあっちにもこっちにも

森に入ると早速野生のキノコがお出迎え。あっちにもこっちにも生えています。ただしそのほとんどは毒、または不食。たくさんのきのこの中でも食べれるのはほんのわずかなんです。

狙っていくきのこの特徴や探し方、紛らわしい毒きのこなどの説明をします。本命のマツタケの出方や見つけ方などもこっそり教えていざ探索開始です!

山の中はとても幻想的な空間です。里山と違いツガ林の森は苔むしたもののけの世界です。

そんなもののけの森には妖精も住んでいます。

写真のきのこはベニテングタケと言って見たまんまですが、毒きのこです。でも可愛いらしいルックスはまるで森の妖精のようです。後ろに写り込んだ玉ボケがとても美しいです。

可愛いきのこも見つけたことだし、他のきのこもたくさん採れたのでそろそろ本気でマツタケを探し、(僕は最初から本気だったけど)しかしそんなに甘くないのがマツタケ様。プロや玄人もたくさん入るこの山でマツタケを探すのは至難の技です。ただし僕らには何と言っても34個の目があるのだ。

ついに出たマツタケ

折り返し地点も過ぎた頃、根気よく頑張って探しているゲストの一人がマツタケ発見!おー、やっと出た!

小さかったですが正真正銘のマツタケです。三年前からマツタケしか狙わなかったゲスト、Eちゃんが執念のマツタケをゲットしてくれました!そしてその後もまたしてもEちゃんマツタケゲット!ん〜、持ってるね!

そんなワケで二本のマツタケをゲット。17人いてたった二本?て思うかもしれませんが、管理されたマツタケ山で採るのとは訳が違います。今年はプロも悪戦苦闘している状況で、ここで採れたマツタケは正真正銘の価値ある一本。

5時間の山歩きを終え、宿泊は毎年お世話になている本栖湖いこいの森へ。

可愛いきのこ達。

夜は肉塊でワイルドBBQ!

毎年のことですが、上質な赤身肉をどーんとブロックで豪快に焼いていきます。これがめっちゃんーーマイっ!!地場の無農薬野菜のバーニャカウダやマリネも美味でした。 協力:山物市場

生ビールサーバーも持ち込んでマツタケ収穫のお祝いです。ツアーの魅力はコレ!良い仲間と、うまい飯、生ビール、野外=最高のひととき。

二日目は本栖湖アルティチュードダイビング

二日目はダイビング屋さんの本業です!日本でも屈指の透明度を誇る本栖湖での淡水ダイビングです。しかもここ本栖湖は標高が約1000mとダイビングでいうところの高所に当たります。それを”アルティチュードダイビング”と言います。標高が変わることによって気圧が変わりそれによりダイビング手順も少し変わってきます。

湖、淡水、高所といつもと全く違う環境でのダイビングに挑戦です!

海の青と違い優しい青の世界です。そして緑が美しい水草達。魚こそ少ないものの小さなエビや水草に咲いた小さなお花なんかも見れるんです。

流木がかっこいい〜!淡水っぽい光景ですね。日差しもさんさんと差し込み癒し系のダイビングでした。沈木の周りにはアユとそれを追うブラックバスの姿が。外来魚のため駆除が進められていますが、魚としてとてもかっこいい魚です。

水温も心配したほど寒くなくまったり癒しのダイビングを二本満喫してダイビングも終了。無事に事故なく二日間のツアーが開催できました。

今年も参加いただいたみなさん、及び準備や片付け等尽力いただいたスタッフのみなさん。ありがとう!!

 

では、また来年。

 

 

伊豆半島が世界に誇る海「神子元」

伊豆半島が世界に誇る素晴らしい海「神子元」

「みこもと」と読むこの海は伊豆半島の下田から5キロほどの沖合に浮かぶ岩礁帯です。

半島の外なので潮の流れが早いのが特徴でとてもスリリングなダイビングができます。何と言っても名物のハンマーヘッドシャークを初めとするサメ類が見れるのも素晴らしいですが、イサキやタカベの大群、それからカンパチやヒラマサなどの大型の青物、大型のモロコ(クエ)やド級のマダイなどなど伊豆半島の地方周りとはまるで別の世界の海が待っています。

その分海流が早いため、容易な経験本数とダイビングスキルでは絶対に近づいてはいけない場所でもあります。

伊豆半島の中でも限られたダイバーのみが立ち入りを許される聖域的なイメージです。

そんな神子元へサンライズダイビングで行って参りました!

僕自身も神子元経験は浅いためガイドも背筋が伸びとても緊張する海です。毎回沖に出る船の上は無言になっちゃいます、笑

今回は9月の一週目。僕的に何かが起こるスーパーサンデー。期待に胸を膨らませいざエントリーするとスーパーブルーの世界が待っていました(^o^)/

黒潮が入っている様子で暖かくて真っ青な潮です。
伊豆半島神子元島

1ダイブ目は潮が早すぎた為、潮裏で潜ったので魚もそこまで多くは無かったですがカンパチやイサキの群れなどを堪能しました!

そして2ダイブ目は潮もさっきより更に青くなり情報ではハンマーチャンスあり!ということで期待して潜ると目の前に2匹のハンマーヘッドシャーク出現!しかも後ろからもう一匹、3m級のボスハンマーも出現!

ウォーーーーーーーー!!ハンマーでけーーーーっっっw

かっこヨーーーーーーー!

と水中で叫んでしまいました。ぼく自身二度目のハンマーヘッドシャークとの遭遇でしたがやはりかっこよくアドレナリン出ますねッ!

一瞬の出来事で写真はないですが、また近いうちにリベンジ行ってきます!

 

 

伊豆の本番!秋シーズンイン!

毎年何かが起こる9月の一週目の週末。今年はなんだろう〜と楽しみにしていたら、なんと透明度20mオーバーのスーパーブルーがやってきました!!!!

もう潜ってるだけで何もしなくても幸せ(((o(*゚▽゚*)o)))

どうですか!!この青!!幻想的でとろけちゃいそうな海の中です!!

台風15号の影響で東海岸が大時化だったので雲見へプチ遠征して遊んできました〜!この時期は台風が多いですが、台風が来れば南から綺麗で暖かい潮を運んでくれます。台風さん、来れば来るほど海は綺麗になるんですよ、台風に感謝です。

ここで海用語豆知識〜

大時化って言葉出てきましたがみなさん読めたでしょうか?大時化=おおしけと読みます。海が荒れていることをシケると言います。

海が荒れる時はまるで時が化けたように一瞬で荒れだすことからこんな漢字が当てられているんですね〜。

では時化るの対義語はなんでしょうか!

凪です。風が止まると書いてナギと読みます。こちらも良い響と漢字ですね〜!「今日はシケてんな」「今日は最高のナギだね」などなどみなさんも使ってみてくださいね!おっ海っぽいってなりますよ☆彡

そんなわけで今日もさいっこうの海☆でしたッ!!